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「チャイルド44 森に消えた子供たち」スターリン政権下のソ連の恐怖!

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★★★★
2009年版「このミステリーがすごい!」海外編第一位受賞作品の映画化
と聞けばミステリー好きな私としては放っておけない作品です。

ストーリーは
1953年、スターリン独裁政権下にあったソビエト連邦で、9歳から14歳の子供たちの
変死体が次々に見つかった。
死体は一様に全裸で胃が摘出されており、さらに山間部であるのに溺死していると
不審な点が多かったものの、理想国家を掲げる体制のもと犯罪は存在しないとされていたため、
事故として扱われた。
親友の息子が死に、秘密警察MGBの捜査官レオ(トム・ハーディ)は真相を追いはじめるが、
国家の妨害に遭い妻(ノオミ・ラパス)には不当にスパイの嫌疑がかけられる……。

正直、見終わって直後は「ん~~・・・」という印象でした。
理由は「ソロモンの偽証 後編」の時と同じく「犯人は誰!?」
というミステリー要素が薄かった為だと思われる。

1950年代のスターリン政権下で起きた連続殺人事件の犯人探しというよりも
「殺人は資本主義の病」と言い切り、犯罪さえも無かった。それは事故だった。
と真実を歪めてしまう、さらには家族さえもスパイ容疑にかけてしまう。
そんなスターリン政権下のソ連には身震いしてしまうほど恐ろしい!

そしてそんな中、孤児として育ちMGB(秘密警察)となったレオ(トム・ハーディ)
とその妻ライーサ(ノオミ・ラパス)の夫婦の関係性にも変化が起きてくる。
そんな夫婦の関係性の変化が見所のひとつだろうか・・・
by zac90109 | 2015-07-17 13:57 | 映画