沖縄 うりずんの雨

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★★★
アメリカ人映画監督ジャン・ユンカーマンが沖縄の近現代史を描いた
ドキュメンタリー。
2時間28分の長編です。
安保法制、基地移設問題などで揺れる背景のせいか、シネマテークの60席くらい
ほぼ満席でした。

「うりずん」とは潤い初め(うるおいぞめ)が語源とされ、冬が終わって大地が潤い
草木が芽吹く3月頃から沖縄が梅雨に入る5月くらいまでの時期を指す言葉だそうです。
沖縄地上戦がこのうりずんの季節に重なっているそうです。

1945年4月1日、アメリカ軍が沖縄本土に上陸。
6月23日まで12週間に及んだ沖縄地上戦では4人に1人の住人が亡くなったそうです。
元米兵、元日本兵、そして沖縄住民の話。米軍による記録映像も交えて。
また戦後のアメリカ占領期から今日に至る米軍基地をめぐる沖縄の負担の歴史まで
描かれています。
なかでも知花さんが言う「日本に返還されたら日本国憲法がある。基本的人権がある。
軍隊がない。」という期待が裏切られ返還後も基地は残っている。
沖縄県民はそういう現実に落胆しているのでしょう。

私も以前観光ではなく沖縄に行ったことがあります。
地上戦の時、住人が逃げ込んだ「がま」を見てきました。米兵による少女暴行事件。
「象の檻問題」などの話も聞いてきました。
現在の辺野古への基地移設問題・・・昨今の日本を取り巻く不安定な政治状況を考えると
沖縄の皆さんには申し訳ないのですが普天間からの移設が考えられるベターな選択
なのかと思ってしまいますが・・・
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by zac90109 | 2015-08-26 11:52 | 映画