カテゴリ:映画( 305 )

Sー最後の警官ー奪還

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★★★★
ドラマは見ていません。
劇場版もどうしても見たかったわけではないのですがちょっと時間が空いたので
あまり期待もせずに見て来ました。
SAT、SIT、そして新たなS。NPS!
犯人を生きたまま「確保」する使命を負った彼らの活躍を見ごたえのあるアクション作品
としてスクリーン上に展開できるか?
日本映画にはそのへんをいつもがっかりさせられるので冷ややかな目線で観賞・・・

ストーリーは
警視庁特殊部隊“SAT”、警視庁特殊犯捜査係“SIT”に次ぐ“第3のS”として新設された
警視庁特殊急襲捜査班“NPS”(=National Police Safetyresucue)。
“SAT”の機動力と“SIT”の捜査権を併せ持ち、犯人の生死を問わない“制圧”ではなく、
生かしたまま捕える“確保”を目的とした彼らは、発足以降、数々の事件で実績を積み上げ、
日本の治安を守る新たな砦として注目を集めていた。
平穏な日々の中、普段と変わらない生活を送る人々。
だが、その日常を切り裂くように突如、バスジャック事件が発生する。

バスジャック!そして核燃料プルトニウムを積んだ輸送船がテロリストたちに
乗っ取られる!
え~~っ!
内部からの手引きがあったにせよそんなに簡単に乗っ取られちゃうの!?
え~~っ!
首相や閣僚まで・・・!?
そこまでテロリストの要求をのんじゃうの~
(あまり詳しくは書けませんが・・・)
リアリティないじゃない!まるでマンガ・・・
そうだ原作はマンガだった・・・

つっこみどころ満載だったが終わり方はまずまずだった。
決着のつけ方で作品の良し悪しはだいぶ変わってくると思う。
この事件を仕組んだ最初のシナリオを考えた犯人の意図・・・あの「MOZU」に似てないか。
それにしても首相を演じた辰巳琢朗ってこんなに演技が下手な役者さんだったの?

アメリカ映画のアクションものに比べて日本映画における犯人にはなにかしら同情を寄せる余地があって、
そこに観客の心を持っていきそれがまた日本映画の持ち味なんだろうか。
いわゆる復讐みたいなもの、それは同じアジアの韓国映画にも言えることだと思う。
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by zac90109 | 2015-09-01 15:35 | 映画

台湾映画「共犯」

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★★★★
台湾映画です。
「共犯」というタイトルに惹かれて見て来ました。

ストーリーは
男子高校生のホアン、リン、イエの3人は通学途中、同じ高校に通う女子生徒の変死体を見つけ
、彼らそれぞれの理由から、彼女の死の真相を突き止めようと調査を始める。
彼女は秘密の日記をつけていたらしく、全てのことがそこに書かれている可能性が高い。
その日記が見つかれば真相が解明されるはずと考えた3人は、日記を探しに彼女の部屋に忍び込む。
妙な連帯感を感じながら奔走する中、真相に近づいていく3人であったが、事態は予期せぬ方向へと
向かっていく……。

瑞々しい映像が青春の孤独と不安をより鮮明なものにして新鮮だ。
「嘘も信じれば本当になる・・・」
いじめられっ子のホアンは人と繋がりたかったんだね。
亡くなった少女の死の真相を本当は知っていたんだろうが、だからこそ彼は
自分もそうならない為人と繋がりたかった・・・
いくつかの伏線があり少女の死の真相は途中から想像できる。

6人のキャストのうち2人以外は新人だそうだ。
その初々しさが思春期の若者たちの壊れやすさを上手く表現していると思う。
台湾映画は日本映画にその肌合いが似ているような気がする。
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by zac90109 | 2015-08-26 17:28 | 映画

沖縄 うりずんの雨

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★★★
アメリカ人映画監督ジャン・ユンカーマンが沖縄の近現代史を描いた
ドキュメンタリー。
2時間28分の長編です。
安保法制、基地移設問題などで揺れる背景のせいか、シネマテークの60席くらい
ほぼ満席でした。

「うりずん」とは潤い初め(うるおいぞめ)が語源とされ、冬が終わって大地が潤い
草木が芽吹く3月頃から沖縄が梅雨に入る5月くらいまでの時期を指す言葉だそうです。
沖縄地上戦がこのうりずんの季節に重なっているそうです。

1945年4月1日、アメリカ軍が沖縄本土に上陸。
6月23日まで12週間に及んだ沖縄地上戦では4人に1人の住人が亡くなったそうです。
元米兵、元日本兵、そして沖縄住民の話。米軍による記録映像も交えて。
また戦後のアメリカ占領期から今日に至る米軍基地をめぐる沖縄の負担の歴史まで
描かれています。
なかでも知花さんが言う「日本に返還されたら日本国憲法がある。基本的人権がある。
軍隊がない。」という期待が裏切られ返還後も基地は残っている。
沖縄県民はそういう現実に落胆しているのでしょう。

私も以前観光ではなく沖縄に行ったことがあります。
地上戦の時、住人が逃げ込んだ「がま」を見てきました。米兵による少女暴行事件。
「象の檻問題」などの話も聞いてきました。
現在の辺野古への基地移設問題・・・昨今の日本を取り巻く不安定な政治状況を考えると
沖縄の皆さんには申し訳ないのですが普天間からの移設が考えられるベターな選択
なのかと思ってしまいますが・・・
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by zac90109 | 2015-08-26 11:52 | 映画

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★★★★
シリーズ第5弾
ご存知イーサン・ハント演じるトム・クルーズももう53才!
スタント無しで全編あのアクションとは恐れ入る!

ストーリーは
CIAやKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織
“シンジケート”の暗躍により、イーサン・ハント(トム・クルーズ)の所属するIMFはまたしても
解体の危機に陥る。
情報が交錯し、世界の危機が迫り来るなか、イーサンと彼のチームは、史上最強の敵を潰すべく、
究極の諜報バトルを繰り広げる……。

のっけから惜しげもなくあの軍用機につかまるシーンはもう観客の心を
わしづかみにしていまいます。
今回の舞台のひとつ、ウィーンのオペラ座の美しさも見所のひとつ。
小難しい批評はいらないね~w

体を張って演じるところにこの大人気シリーズの所以があるのでしょう。
トム・クルーズはほんとに映画スターです!
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by zac90109 | 2015-08-26 10:39 | 映画

日本のいちばん長い日

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★★★★
お盆前に見たのですが今頃UPです。
戦争は始めるのは簡単でも終わらせるのは難しい・・・

ストーリーは
1945年7月、戦局が厳しさを増す中、日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言が発表された。
連日閣議が開かれ議論に議論が重ねられるが、降伏かそれとも本土決戦か結論が出ないまま8月に突入。広島、そして長崎に原爆が投下され『一億玉砕論』の声も上がる中、日本最大の決断がくだる。
しかし降伏に反対する若手将校らは玉音放送を流させまいとクーデターを企て皇居やラジオ局占拠に向け
動きはじめる……。

まず驚いたのは昭和天皇を演じることを本木雅弘がよく引き受けたなという事!
半沢一利のノンフィクションを基に昭和天皇の「聖断」が核となっている。
ですから本木天皇の姿だけでなくセリフのシーンも多い。
本木雅弘の清廉な佇まいに違和感はない。

戦争を終わらせるのは本当に難しい・・・
特に血気に燃える若い将校たちに敗戦を受け入れる余地など全くなくても
不思議ではない。
時を越えて今の私達はあの時戦争を終わらせることが出来てよかったのよと
簡単に言えるが、ポツダム宣言受諾後の日本がこれからどうなっていくのか?
日本の未来が見通せない不安は想像以上だったに違いない。

先日NHKの番組で8月15日、終戦の日から1週間の日本の混乱を描いた
ノンフィクションを放送していたが終戦を知らず、また受け入れることが出来ずに
自らの命を絶っていった者も多いと聞いた。
その中で「これからの日本の再建に力を尽くそう・・・」と仲間の自死を止めた
若い将校もいたそうだ。
賛否はあれど、あの頃みんな一生懸命だった姿に涙します。

70年後の今の世界。
国と国との戦争というより独立をかけた国内の紛争。正体の分からないテロの怖さ。
そしてサイバー攻撃。
世界はもっとグローバル化して複雑で何が起きるか分からない。
あの頃とは違う怖さがある。
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by zac90109 | 2015-08-26 10:13 | 映画

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★★★★★
「アーティスト」でアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞したミシェル・アザナヴィシウス
監督の作品です。
心揺さぶられるいい作品でした。
時代背景は第二次チェチェン紛争。
まずチェチェン紛争について知っておかなければと調べてみました。

「第一次チェチェン紛争」
1994年~1996年、ロシア連邦からの独立を目指すチェチェン共和国独立派武装勢力
とそれを阻止しようとするロシア連邦軍との間で発生した紛争。
5年間の停戦後

「第二次チェチェン紛争」
1999年~2009年、チェチェン独立派勢力とロシア人及びロシア連邦への残留を
希望するチェチェン共和国のチェチェン人勢力との間の紛争。
紛争は約10年続いた後、国家対テロ委員会は独立派の掃討が完了したとして
終結したそうです。
最後のほうでは国際社会から、独立派に対するプーチン政権への批判と、
独立派もアルカイダ等のテロ組織との関係を疑われる結果になったようです。
今もウクライナの問題で揺れるロシアですが、チェチェン紛争もわずか6年前に
終結したばかりの紛争なのです。

さて「あの日の声を探して」ですが、全編手持ちカメラでチェチェンに隣接する
グルジアでロケが行われたそうです。
全編手持ちカメラのせいか、まるでドキュメンタリー映画のような臨場感と
緊迫感がありました。

ストーリーは
1999年、ロシアに侵攻されるチェチェン。
両親を目の前で殺され、声を失った9歳の少年ハジ(アブドゥル・カリム・ママツイエフ)は、
姉のライッサ(ズクラ・ドゥイシュビリ)も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨て、
一人放浪していた。子供さえも容赦なく攻撃してくるロシア軍をかわし、ようやく街へたどり着いたハジは、
フランスから調査に来たEU職員のキャロル(ベレニス・ベジョ)に拾われる。
仕事を人生の第一優先と考え、家庭も持たず、離れて暮らす母親のことも煩わしく感じていたキャロル
であったが、ハジと出会い、自分の手では世界を何も変えられないことを知る。
せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始めたキャロルは、ハジが生き別れた姉弟を捜し出そうと
奔走するが……。

両親を殺され、声を失った9歳の少年ハジを演じた子はオーディションで選ばれた子
だとか。
生まれたばかりの弟を抱え、9歳ながらも必死で生きようとする少年の目が哀しくも
健気で胸を打ちます。

またそんなハジを拾って守ろうとするEU職員のキャロルを演じたベレニス・ベジョは
紛争で揺れるチェチェンの状況を報告書を何枚書いたところで自分の力では何も
変えられないと悩む役を好演している。

そして忘れてならないのはハジ達のような親を亡くした子供たちを育てる孤児院の
院長ヘレンを演じたアネット・ベニングの存在感です。
出ているシーンはそれほど多くはないのですが彼女のじっと見つめる眼差しの優しさ、
深い包容力のような演技は作品に厚みとリアリティを持たせ素晴らしいです。

そしてこの作品ではもう一つ、ちょっとした罪でロシア兵にされ最前線に送り込まれ
違う人生を歩んでしまうことになってしまった青年も描いています。
戦争は人の人生をいとも簡単に変えてしまうものなのです。
ウクライナに限らず今も世界中のどこかで戦争というか独立をかけた紛争が絶えず
起こっています。
そしてその紛争を難しく複雑にしているのがテロ組織の存在だと思います。
戦いのどちらが正義でどちらが悪なのか簡単では無くなってきているように思います。
ただ複雑に絡み合った紛争の中で、人々はそれらに翻弄されながらも光り指す方向
に向かって生きていくのでしょう。

心揺さぶられる本当にいい映画でした。
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by zac90109 | 2015-08-06 00:19 | 映画

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★★★★
アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品
アルゼンチンの映画はたぶん私の中では初めての作品です。
アルゼンチンの人々のユーモアとは?
興味があって見てきました。

ストーリーは
「スイッチ1 :おかえし」モデルの女が仕事で指定された飛行機に乗ると、
隣の席の男が彼女の元カレを知っていた。
さらに乗客全員が彼と関わりがあることが判明、しかもみんな彼にひどい仕打ちをしていた。
そしてCAの一言に機内は凍りつく……。
「スイッチ2:おもてなし」レストランで働くウェイトレス。
ある日、父親を自殺に追いやり、母親を誘惑した高利貸しの男が来店する。
恨みが再燃した彼女は、同僚が提案した殺鼠剤入りの料理を出すが、男はそれを食べても平気だ。
そこへ男の息子がやってきて意外な行動に出る……。

6つのオムニバス作品からなる映画ですが、日本人の笑いの感覚を超えて
ブラックユーモア満載といった内容でした。
ただ私は結構好きです!

特に3つ目の「エンスト」
1台のオンボロ車を「田舎者!」と抜き去った後に起こる悲劇は不謹慎ながら
喜劇のような展開で思わず「ありえそう~」と思った。

4つ目の「ヒーローになるために」
こちらも車がらみで、ちょっと止めただけの車がレッカー車に持っていかれ
挙句に仕事も家庭も失ってしまう男の怒りの先は・・・
笑えないオチではあるけれどちょっとスカッとしてしまう。

6つ目の「ハッピーウェディング」
結婚式に新郎の浮気相手が出席なんてありそうな話ですが、新婦の怒りの激しさ
といったら怖い、怖い!
なのにあの結末!
まるでジェットコースターのような喜怒哀楽!
日本人にはよく分からん・・・

でも初めてのアルゼンチン映画は面白かった。
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by zac90109 | 2015-08-03 22:48 | 映画

塚本晋也監督の「野火」

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★★★
太平洋戦争末期、日本の敗戦も色濃くなった頃のフィリピン、レイテ島での
日本軍の敗残兵の彷徨いを描いた作品ですが、この作品の上映館は少ないようで
しかし私の行きつけのシネマテークたかさきでは観客の静かなる熱気に包まれて
いたように思われます。
安保法案に揺れる今の時代だからでしょう。

ストーリーは
第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。
日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて
野戦病院行きを余儀なくされる。
だが負傷兵だらけで食料も困窮、少ない食料しか持ち合わせていない田村は早々に追い出され、
再び戻った部隊からも入隊を拒否される。
行き場を失い、果てしない原野を一人彷徨う田村。
空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら彼が目撃したものは、
想像を絶する地獄絵図であった……。

戦争末期、レイテ島では武器や食料の補充も無く、多くの兵隊たちは敵と戦って
命を落とすというよりも病死や餓死で亡くなっていったと聞きます。
原作者、大岡昇平自身もレイテ島で捕虜となり、この「野火」を書かれたそうです。
1959年に市川昆監督が船越英二主演で一度映画化がされています。
私もユーキャン発行の「太平洋戦争」全10巻で何故この戦争が始まったのか
改めて知ることになりました。

塚本晋也監督の「野火」
ここまで描くか!!
戦争とはこういうものなんだと・・・
もはや敵と戦うのではなく、飢えとの戦い。己との戦いとはなんともすさまじいが
今の私には想像も出来ない。
そこに信仰心があったとしても、飢えを満たすために人は「生きたい!」という
本能を押さえられないのではないか。
私の中では反戦映画というよりも極限状態に置かれた時の人間の生きたいという
「生への執着」を感じました。
それが後に自分を苦しめることになるということが動物と違って「良心や理性を持つ人間」
という生き物の宿命なのでしょう。

こういう作品に映画としての出来、けちをつけるのはちょっとはばかられるのですが
主演を演じた塚本晋也が結核という病気設定にも関わらず、セキをしていたのは
最初だけ、そして最後まで痩せこけてもいなくて作品自体の緊張感を失ってしまった。
血や肉が飛び散る戦闘シーンも私には「お化け屋敷」的な驚かせる演出ばかり
目だってがっかりです。
役者って大事です!
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by zac90109 | 2015-07-31 13:01 | 映画

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★★★★
2009年版「このミステリーがすごい!」海外編第一位受賞作品の映画化
と聞けばミステリー好きな私としては放っておけない作品です。

ストーリーは
1953年、スターリン独裁政権下にあったソビエト連邦で、9歳から14歳の子供たちの
変死体が次々に見つかった。
死体は一様に全裸で胃が摘出されており、さらに山間部であるのに溺死していると
不審な点が多かったものの、理想国家を掲げる体制のもと犯罪は存在しないとされていたため、
事故として扱われた。
親友の息子が死に、秘密警察MGBの捜査官レオ(トム・ハーディ)は真相を追いはじめるが、
国家の妨害に遭い妻(ノオミ・ラパス)には不当にスパイの嫌疑がかけられる……。

正直、見終わって直後は「ん~~・・・」という印象でした。
理由は「ソロモンの偽証 後編」の時と同じく「犯人は誰!?」
というミステリー要素が薄かった為だと思われる。

1950年代のスターリン政権下で起きた連続殺人事件の犯人探しというよりも
「殺人は資本主義の病」と言い切り、犯罪さえも無かった。それは事故だった。
と真実を歪めてしまう、さらには家族さえもスパイ容疑にかけてしまう。
そんなスターリン政権下のソ連には身震いしてしまうほど恐ろしい!

そしてそんな中、孤児として育ちMGB(秘密警察)となったレオ(トム・ハーディ)
とその妻ライーサ(ノオミ・ラパス)の夫婦の関係性にも変化が起きてくる。
そんな夫婦の関係性の変化が見所のひとつだろうか・・・
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by zac90109 | 2015-07-17 13:57 | 映画

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★★★
主演のジュリアン・ムーアがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品
なので見てきました。
平日午後の回でしたが結構満席状態でした。
若年性アルツハイマーと診断された女性がどう生きるのか?
かつて渡辺謙が主演を演じた「明日の記憶」もそうでしたが、アルツハイマー病は
誰もが人ごととは思わず観客を引き付ける題材のようです。

ストーリーは
ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をふるう50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、
キャリアを積み学生たちから慕われる一方、家族にも恵まれ、まさに円熟期を迎えていた。
しかし物忘れが顕著に現れるようになったため受診したところ、若年性アルツハイマー病だと診断される。日々記憶が失われる中、アリスは懸命に自分の運命と戦っていく。

言語学者という人一倍頭を使う職業であるはずのアリスがジョギング中、
自分の居場所が分からなくなるという恐怖!
そして自分の家の中のトイレが分からなくなるという恐怖!
何もかもが分からなくなるのではなく、分からなくなるという恐怖を感じとった
ことの恐怖とは本当に怖いと思う。

「癌だったら良かったのに・・・アルツハイマーは恥ずかしい・・・」とアリスは言う。
誤解を恐れずに私は思う・・・
癌、もしくは他の病気だったら自分の頭でどういう治療を受けようとか
病気の進行に応じて自分の頭で考えることも出来るかもしれない。
しかしアルツハイマーだと自分のことなのに他人に決めてもらうことになる
のかもしれない。
そしてそれ以上に生まれてからずっと積み上げてきた思い出や、紡いできた人間関係。
それらを失ってしまうことの恐怖はいかばかりか・・・

ジュリアン・ムーアの演技は主演女優賞に値するものだったと思うが、アリスを
取り巻く家族たちもみんな優しくてちょっと綺麗に描かれすぎていて、感動とか
心に響いてくるものは無かった。
「博士と彼女のセオリー」で難病ALSを患ったスティーヴン・ホーキング博士を
演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインもそうだったが
難病患者を演じることって俳優にはちょっとお得なことのように思える。
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by zac90109 | 2015-07-05 15:34 | 映画