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十三人の刺客

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★★★★

結構面白かった・・・が何か物足りない。

ストーリーは
島田新左衛門の下に集められた13人の刺客は天下万民のため、
将軍の弟・松平斉韶に一世一代の戦いを挑む。
生来の残虐な性質で罪なき民衆に不条理な殺戮を繰り返し、
幕府の権力を我が物にしようとする史上最凶の暴君・斉韶。
その軍、総勢300人超。斉韶の名参謀にして新左衛門のかつての同門・
鬼頭半兵衛との知力を尽くした戦いを制し、斉韶暗殺は果たせるのか。
参勤交代の帰国の道中、要塞へと改造された落合宿で、想像を絶する
壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる。

稲垣吾郎扮する暴君の残虐性が描かれ、暴君を討つ!
といったところまでの前半まではすごく良かった。

ただしかし、命を捨てる覚悟で集まったはずの13人、それぞれの人物像が
しっかり描かれていないせいか、そこがもったいない。
戦いの場面に説得力が無くなってしまったのかもしれない。

その中では山田孝之は一番儲け役だったと思う。

しかしラスト30分を超す壮絶な戦いが、この作品の最大の見せ場なんだろうから
13人全員を丁寧に描くのははしょってしまったのでしょう。
2部構成の作品にしてもよかったのではないでしょうか?

ヴェネチア国際映画祭に出品した作品ですが、外国の人が喜びそうな
なんか海外の映画祭目当ての作りに思えてしまいました。

暴君を演じた稲垣吾郎はなかなかよかったと思う。

伊勢谷祐介の豪傑ぶりとラストはいったいなんだったんだろう??
証しぬけしてしまう・・・
by zac90109 | 2010-09-29 22:57 | 映画