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「J エドガー」レオ様はまたしてもオスカー像を手に出来ない

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★★★★
クリント・イーストウッド監督でレオナルド・ディカプリオ主演ですから
すごく楽しみにして見てきました。

この作品を見終わったあと、まず感じたことはレオナルド・ディカプリオが
クリント・イーストウッド監督のもとこのフーバー長官を演じることで
まだ手にしていないアカデミー賞のオスカー像をどうしても受賞したかった
のではないだろうかということです。

ストーリーは
FBI初代長官として、アメリカの秘密を握ってきた男、J・エドガー・フーバー。
彼は自分の業績を回顧録に残そうと考え、自らのキャリアについて語り始める。
1919年、当時の司法長官の家が爆弾テロ事件の捜査で注目された彼は、
FBIの前身である司法省捜査局の長官代行となる。
独善的な彼には批判も多かったが、彼は成果を挙げ続けた。
そんな彼を支えたのは、生涯彼の右腕であったトルソン副長官と秘書のヘレン、
そして母親のアニーだった。

マザコンだったり、ゲイだったり、そして独善的で決して好感の持てる人物
ではなかったフーバー長官を、特殊メイクをして20代から77歳まで迫真の
演技で演じたディカプリオ。

彼のファンで今までの彼の作品を多く見てきた私には、またしても難しい役に
チャレンジしたな・・・きっと今度はオスカー像を手に入れることだろう
と思っていました。

ところがです!
ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にはノミネートされたのに、
次のアカデミー賞の主演男優賞にはノミネートすらされなかったのです!
結局ゴールデン・グローブ賞の男優賞はジョージ・クルーニーがもらって
しまったし・・・

この「J エドガー」クリント・イーストウッド監督作品で、みんなの
期待も大きかったわりにはいまいち評判がよくなかったようです。

やっぱり人物伝はそれなりに後味がよくないと駄目のようです。

私は50年間の間に8人の大統領に仕え、闇の部分も知っている
初代FBI長官フーバーという男を、良くも悪くも生々しく描いていて
けっこういい作品だったと思っているのですが。
by zac90109 | 2012-02-02 15:32 | 映画